e-Govメタデータ取得API は、デジタル庁が運営するe-Govデータポータルで提供される、行政機関等が公開するオープンデータのメタデータを取得できるAPIです。人口・世帯、国土・気象、運輸・観光などのカテゴリから18,000件以上のデータセット情報を検索・取得できます。

現時点で TROCCO の標準コネクタとして e-Govメタデータ取得APIコネクタ は提供されていませんが、TROCCO ではカスタムコネクタ機能を利用することで、e-Govメタデータ取得API の REST API エンドポイントからデータを取り込むカスタムコネクタをローコードで構築できます。 API で提供されているデータを用途に応じて柔軟に連携することが可能です。

ご注意: e-Govには複数のAPIサービス(メタデータ取得API、法令APIなど)がありますが、本記事ではメタデータ取得APIの設定方法を解説します。


TROCCOのカスタムコネクタとは?

ETLツールでは一般的に、2つの異なるインターフェース間の接続を可能にする実装のことを、コネクタと呼びます。カスタムコネクタ は、ユーザー自身で独自コネクタをローコードで作成できるTROCCOの機能です。

カスタムコネクタを利用すると、公式コネクタでカバーされていないSaaSでも、API仕様に基づいて柔軟にデータ取得・転送ができるコネクタを作成できます。

  • APIエンドポイント・認証方式・ページングなどをGUIで設定
  • スキーマ自動推測による効率的なデータマッピング
  • 通常のコネクタと同様にスケジュールによる定期実行が可能

詳細は下記の記事をご参照ください。
カスタムコネクタ(コネクタビルダー)とは

※ カスタムコネクタは TROCCO の Advanced プラン以上のプランでご利用いただける機能です。
※「Connector Builder」は機能名称を「カスタムコネクタ」に変更しました。現在は「カスタムコネクタ」として提供しています。


e-Govメタデータ取得API の連携設定方法

e-Govメタデータ取得API と TROCCO を連携するには、e-Govメタデータ取得API が提供する REST API を利用し、カスタムコネクタ で必要な認証・エンドポイントを設定します。

設定の流れ(例)

  • e-Govメタデータ取得APIは認証不要で利用可能な公開APIのため、認証設定は不要
  • TROCCO の「カスタムコネクタ」メニューから新規カスタムコネクタを作成
  • 認証方式(認証不要)を設定
  • データ連携エンドポイントを登録
  • ダミーの接続情報を登録(APIキーは任意の値でOK)
  • 「転送設定」メニューから新規転送設定を作成
  • プレビューでレスポンスを確認し、スキーマを自動設定
  • ジョブを実行して Snowflake / BigQuery / S3 などへ転送

より具体的な設定方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

e-Govメタデータ取得API をカスタムコネクタで設定する手順