導入のきっかけ
EmbulkとDigdagによるデータ連携で不具合が頻発。
データ分析基盤の運用ではなく、データ分析に時間を割きたいと考えるように
「TROCCO®」の導入以前はどのような課題があったのでしょうか。
鳩 英嗣様(以下、敬称略):「Google Cloud Platform(GCP)」「Amazon Web Service(AWS)」「Microsoft Azure」のそれぞれに存在するデータをGCPのDWHサービス「BigQuery」に集約する構成へのリプレイスを検討していました。
リプレイス前の構成はデータパイプラインが複雑で管理コストが高く、障害発生時の対応手順も複雑で、データ分析基盤の運用に多くの工数が割かれていました。
また、RDB(Relational Database)一つを例にとっても、「SQL Server」「MySQL」「PostgreSQL」と、とにかくデータソースの数が多い状態でした。今後さらにデータソースが増えた場合の開発工数や、その後の運用コストを考えると、このままの状態を続けることは非常に厳しいと考えておりました。

「TROCCO®︎」を選んだ理由
Embulkのマネージドサービス=「TROCCO®︎」
「TROCCO®」を選んだ決め手をお聞かせください。
鳩 :決め手は二つあります。一つはEmbulkの”マネージドサービス”である点です。馴染みのあるEmbulkを使用したサービスであれば導入がスムーズだと考えていました。マルチクラウドな環境に散らばったデータを単一の製品で収集できることもポイントです。さらに、データ分析基盤の運用コストを下げることが目的でしたので、マネージドサービスであることは絶対条件でした。TROCCO®︎はまさに我々が求めていたサービスでした。
もう一つは、TROCCO®︎の設定画面が非常にわかりやすく、データエンジニア以外のメンバーも容易に触ることができる点です。SQLさえ書くことができれば、追加の教育は不要でした。

導入後の効果
「データ分析基盤システム運用コスト」」を50%削減。データ連携のリードタイムもなくなった
「TROCCO®」導入後の成果をお聞かせください。
鳩 :マネージドサービスなので、運用コストをものすごく低くすることができました。リプレイス前の構成では、分析基盤の保守・運用にデータエンジニアが何人も張り付かなければいけない状態でした。しかし、TROCCO®︎導入後はもう専任で付いているエンジニアはいません。TROCCOを使ったデータ収集の運用工数は、0.1人月にも満たないです。これまで分析基盤の運用にかけていた工数のうち少なくとも50%は削減できていると感じます。
また、データ連携のリードタイムがなくなりました。これは、SQLがかけさえすれば、エンジニアでなくてもTROCCO®︎を使用してデータ連携できるためです。以前はデータアナリストが新しいデータ分析をしたいときは、データエンジニアに依頼をし、データを連携・抽出をしてもらう必要がありました。TROCCO®︎導入によって、アナリスト自身がデータを連携・取得することができるようになり、分析スピードも向上しています。
「TROCCO®」導入して感じたことはありますか。
鳩 :サポートが手厚いと感じました。問い合わせへの回答は非常にスピーディでしたし、Embulkのプラグインも迅速に追加いただきました。また、要件に合わせた機能拡張の検討も一緒にしていただき、助かっております。
また、ジョブ実行APIが解放されていて、既存のCloud Composerと合わせて使えたことが、分析基盤を一から作るわけではなかった当社にとって、非常にマッチしました。
データドリブンな意思決定を支える組織文化とその中の「TROCCO®︎」の役割
GO株式会社様はデータの活用という観点でかなり先進的な企業だと思いますが、その秘訣は何でしょうか?
鳩 :一つは、関係者全員が一人残らずデータを見ていることでしょうか。BI上のダッシュボードで重要なKPIは全て見られる状態にしており、いつでも誰でもアクセスすることが可能です。slackには、レポート専用のチャンネルがいくつもあり、毎朝そのチャンネルにBIレポートが送られます。データを見る環境が整備されており、「朝起きてまずデータを確認する」という癖が全員についています。環境が整っているからこそ、データが非常に身近になり、会社の共通言語として使われます。そして、全員の数値感覚が磨かれ、データ活用に繋がっていると思います。
井立 良子様(以下、敬称略):もう一つは、社内に展開しているデータが信用できるということです。
「データの欠損はないか」「最新のデータになっているか」といったデータの正確性と鮮度が保証されて初めて信用されるデータになります。データドリブンな組織文化を築くためには、データが信用できることが大前提です。その観点で、データ分析基盤チームが非常に重要な役割を担っています。そこのチームの運用工数を下げているのが、TROCCO®︎です。エラーが少なく運用コストを低くするTROCCO®︎は、弊社のデータドリブンな文化を支えています。

今後の展望
今後の「TROCCO®」活用の展望をお聞かせください。
井立 :新しいサービスの開発も進んでいますし、プロダクトが増えてきているので、タクシーアプリ「GO」だけでなくその他プロダクトでもTROCCO®︎を活用していき、全社でのデータ活用をさらに加速させていきたいと思っています。
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