株式会社primeNumber(本社:東京都品川区、代表取締役CEO 田邊 雄樹)は、「COMETA」を「AIデータプラットフォーム」として刷新すると共に、新たなソリューション「メタデータ一括生成」「個人情報検知」を6月23日に開始、ベータ版として提供していた「対話型AIアシスト」を正式版としてリリースします。

近年では生成AIが目覚ましい発展を遂げており、大手テクノロジー企業から中小企業まで、さまざまな組織がその規模を問わず生成AIの導入を進めています。しかし、生成AIを使って正しくデータ活用するには、AIのアウトプットの基となるデータの品質が重要であり、生成AIの導入効果が期待よりも上回る、または下回る要因としても「データの品質」が挙げられています。

※出所:『生成AIに関する実態調査2024』PwC Japan(https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/2024/assets/pdf/generative-ai-survey2024.pdf

AIは、人間のようにデータの背景や文脈を自動的に理解することはできないため、AIが学習・参照するデータの意味や定義(メタデータ)が整備されていない環境では、AIは的外れな回答や誤った分析を行うことがあります。この「AIが理解できないデータ」問題が、多くのプロジェクトを停滞させる根本原因と指摘されており、Gartnerによれば、2026年までにAIプロジェクトの60%が、AI-Readyなデータを欠いていることが原因で中断または放棄されると予測しています 。

COMETAではこれまで、メタデータを管理するデータカタログ機能を提供しており、適切なメタデータ管理によって企業の保有データを素早く正確かつ効果的にビジネスへ活用できる環境を提供してきました。

また、生成AIを活用してデータの管理や探索を用意かつ迅速に行える環境を実現する「COMETA AI」として、「メタデータの自動生成」や自然言語でデータを探索できる「対話型AIアシスト」といった機能も提供しています。

今回、生成AIの効果を最大限に高めるためのデータ品質を向上する新たな取り組みとして、新たに「メタデータ一括生成」「個人情報検知」を提供します。また、AIのデータ品質を高めるとともにCOMETA自身もAI機能を積極的に取り入れ、データカタログの枠を超えて企業のデータ活用を推進するサービスとして、COMETAを新たに「AIデータプラットフォーム」と刷新、安全なデータガバナンスの下で誰もがAIの恩恵を享受できる環境を構築します。

6月25日から幕張メッセで開催されるAWS Summit JapanのprimeNumberの展示ブースやセッションでは、今回のCOMETA刷新を含むprimeNumberのソリューションについてご説明いたします。

イベント概要

イベント名:AWS Summit Japan
会期:2025年6月25日(水)・6月26日(木)10:00~17:00
会場:幕張メッセ & ライブ配信
参加費用:無料
展示ブース:025S
参加登録:https://jpsummit-smp25.awsevents.com/public/application/add/241?smtcd=SPC6526888 ※こちらのURLよりアクセスいただくと、招待コード「SPC6526888」が自動的に入力されます。

セッション概要

日時:6月26日(木)16:00~16:30
セッション名:「ファイアウォール内部で閉域駆動、国産オンプレミスエージェントとは?」
セッション概要:オンプレミス環境からクラウドへのデータ移行のハードルに悩んでいるご相談が増えています。本セッションでは初めに、オンプレミスの閉域環境にある基幹データを、安全に AWS クラウド環境へ暗号化・転送する方法を解説いたします。また後半では Amazon SageMaker Lakehouse の活用も可能な CDC 機能を兼ね備えたクラウド ETL「TROCCO」/AI データカタログ「COMETA」をご紹介します。

登壇者

株式会社primeNumber
プロダクト開発本部
プロダクトマーケティングマネージャー
森山 理人

機能概要

メタデータ一括生成

社内に散在する仕様書やテーブル定義書、用語集といったドキュメントをAIが読み込み、文脈を理解した上で、データウェアハウス(DWH)内のデータに対してメタデータを自動で一括生成します。これにより、データ分析の属人化を防ぎ、AIが常に正確なデータに基づいて回答を生成するための基盤を構築します。

個人情報検知

データの中から個人情報と思われるデータを自動で分析して提案。目視による個人情報チェックの手間を大幅に削減します。

個人情報を検知しフラグ化するだけでなく、単体では個人情報として扱われづらい情報のセット判定(氏名+メール、メール+カード番号等)で組合せ保管リスクも検知し、サマリとしてレポートを提供します。

対話型AIアシスト

メタデータが整備され、安全性が確保されたデータを、ビジネスユーザーが自然言語で対話するように検索・分析できる「対話型AIアシスト」を正式版として提供開始します。「売上上位の顧客リストを教えて」といった簡単な指示で、AIが適切なデータを探索し、SQLを自動生成します。

料金プラン

スタータープランカスタムプラン
月額料金(税別)20万円お問い合わせください
利用可能ユーザー数無制限無制限
COMETA AI利用可能利用可能
COMETA AI 関連機能実行回数上限 ※2 ※3500回お問い合わせください
連携アセット数上限 ※31000個お問い合わせください

※2 連携アセット数は連結されたテーブル数です
※3 上限の詳細な情報についてはヘルプドキュメントをご確認ください

株式会社primeNumber 概要

primeNumberは「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える」データテクノロジーカンパニーです。企業のデータ活用における不自由をなくし、人とAIが共存していく時代に、誰もがデータの価値と共にある世界を実現します。

■ 会社名
株式会社primeNumber(英文名:primeNumber Inc.)
■ 代表
代表取締役CEO 田邊 雄樹
■ 設立
2015年11月
■ オフィス
〒141-0021
東京都品川区上大崎三丁目1番1号 JR東急目黒ビル5F
■ 企業サイト
https://primenumber.com/company
■ 事業内容
・クラウドETL「TROCCO」の開発・運営
・AIデータプラットフォーム「COMETA」の開発・運営
・データテクノロジー領域の課題解決を実現するプロフェッショナルサービスの提供

本リリースお問い合わせ先

株式会社primeNumber
広報担当 村島夏美
e-mail:[email protected]