多くの企業で発生するデータの分散課題やシステム連携問題の課題を解消するのがAPI連携になります。各ツール・サービスが提供するAPIを利用することで、デフォルト機能を拡張できるため、システム間のデータ連携を実現でき、データの一元管理が促進されます。

本記事では、DX推進においてよく利用されるツールのAPIを一覧としてご紹介します。「APIを都度探すのが面倒」と感じている方のお力になれれば幸いです。

API一覧

ビジネスシーンでよく使われるAPIをカテゴリー別にご紹介します。

ナレッジ・ドキュメント管理

ナレッジ・ドキュメント管理関連のAPIでは、企業内外の情報の共有・管理を効率化するために活用されます。

APIを利用することで、データの一元管理を実現でき、部署・部門感での情報共有をシームレスに行えます。また、ファイルのアップロードやフォルダ構成の整理を自動化することも可能です。

Notion API

さまざまなソースからのデータをチームのワークスペースに集約します。コンテキストの切り替えにかかる時間を短縮し、依存するソフトウェアとサービス全体の可視性を高めます。

Notion APIの概要はこちら

Office 365 API

Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリケーションや、Exchange Online、SharePoint Onlineなどのサービスと連携し、ドキュメントの作成、編集、共有、検索などを自動化できます。

Office 365 APIの概要はこちら

Google Drive API

Google Drive上のファイルやフォルダへのアクセス、ファイルのアップロード、ダウンロード、共有、検索などを自動化できます。 

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Google Sheets API

Google Sheets上のスプレッドシートへのアクセス、データの読み書き、編集、フォーマット設定などを自動化できます。

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Google Cloud Data Catalog APl

Google Cloud Platform上のデータ資産のメタデータを管理し、データの検索、発見、理解を支援します。データガバナンスの強化にも役立ちます。

Google Cloud Data Catalog APIの概要はこちら

Evernote API

Evernote上のノート、ノートブック、タグへのアクセス、ノートの作成、編集、検索などを自動化できます。

Evernote APIの概要はこちら

Dropbox API

Dropbox上のファイルやフォルダへのアクセス、ファイルのアップロード、ダウンロード、共有、検索などを自動化できます。

Dropbox APIの概要はこちら

Box API

Box上のファイルやフォルダへのアクセス、ファイルのアップロード、ダウンロード、共有、検索などを自動化できます。

Box APIの概要はこちら

WordPress API

WordPressのコンテンツ管理システム(CMS)と連携し、記事の作成、編集、削除、ユーザー管理などを自動化できます。

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グループウェア・ビジネスチャット

グループウェア・ビジネスチャット関連のAPIは、社内外のコミュニケーションを効率化するために活用されます。

APIを活用することで、メッセージの自動送信やタスクの通知、カレンダーとの連携が可能です。また、他の業務システムと連携させることで、プロジェクトやタスクの管理、ワークフローの効率化にも活用できます。

Teams API

Microsoft Teamsのチャット、会議、ファイル共有などの機能を自動化し、他のアプリケーションとの連携を可能にします。

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kintone API

kintone上のアプリデータへのアクセス、レコードの作成、編集、削除、通知などを自動化し、業務プロセスの効率化を実現します。

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Slack API

Slackのメッセージ送信、チャンネル管理、ワークフロー自動化などを可能にし、チームのコミュニケーションとコラボレーションを促進します。

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ChatWork API

ChatWorkのメッセージ送信、タスク管理、ファイル共有などを自動化し、ビジネスコミュニケーションを効率化します。

Chat Work APIの概要はこちら

Zoom API

Zoomの会議作成、参加者管理、録画データ取得などを自動化し、オンライン会議の効率化と他のシステムとの連携を可能にします。

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Google Calendar API

Google Calendarの予定作成、編集、削除、通知などを自動化し、スケジュール管理を効率化します。

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CRM・SFA

CRMやSFA関連のAPIは、顧客管理や営業活動の最適化に利用されます。

CRMやSFA関連のAPIを活用することで、顧客情報や営業データを自動的に収集・更新するシステムを構築でき、顧客管理の手間を大幅に削減可能です。また、見込み顧客の追跡や商談の進捗管理、成約率の分析なども自動化できるため、営業活動の生産性向上に寄与します。

Salesforce API

Salesforceの顧客管理、営業支援、マーケティングオートメーションなどの機能を自動化し、他のシステムとの連携を可能にします。

Salesforce APIの概要はこちら

HubSpot API

HubSpotの顧客管理、マーケティング、営業、カスタマーサービスなどの機能を自動化し、統合的な顧客体験を提供します。

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Zoho API

Zoho CRM、Zoho SalesIQなどのZoho製品群と連携し、顧客管理、営業活動、マーケティング活動などを自動化します。

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Sansan API

Sansanの名刺管理機能を自動化し、顧客情報、人脈情報を他のシステムと連携させ、営業活動やマーケティング活動を支援します。

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Zendesk API

Zendeskのカスタマーサポート機能を自動化し、チケット管理、顧客対応、ナレッジベースなどを他のシステムと連携させ、顧客満足度向上に貢献します。

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MA

MA関連のAPIは、マーケティング活動の自動化・最適化に利用されます。

たとえば、CRMと連携することで、リードの行動履歴に基づいたパーソナライズされたメールマーケティングを自動化できます。また、SFAと連携することで、見込み顧客の確度を自動的に判断し、最適なタイミングで営業担当者に通知したりすることが可能です。

Marketo API

リード管理、キャンペーン管理、メールマーケティングなどを他のシステムと連携させ、マーケティング活動の効率化と効果測定を支援します。

Marketo APIの概要はこちら

SATORI API

Webサイト訪問者の行動分析、リードジェネレーション、パーソナライズされたコミュニケーションなどを他のシステムと連携させ、顧客体験の向上と売上増加に貢献します。

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SHANON MARKETING PLATFORM API

イベント管理、セミナー管理、メールマーケティングなどを他のシステムと連携させ、マーケティング活動の効率化と効果測定を支援します。

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Marketing Cloud Account Engagement API(旧Pardot API)

Marketing Cloud Account Engagementのマーケティングオートメーション機能を自動化し、リードジェネレーション、リードナーチャリング、マーケティングキャンペーンなどを効率化します。

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RPA・自動化

RPA・自動化ツールに関連するAPIは、定型業務の自動化・効率化を目的に活用されています。

RPA・自動化ツールに関連するAPIを利用することで、データの収集や入力作業、レポート作成などの繰り返し業務を自動化でき、作業時間とコストを大幅に削減可能です。とくに、バックオフィス業務や経理処理、カスタマーサポートなど、ルーチンワークが多い業務で効果を発揮します。

WinActor API

WinActorのシナリオ実行、データ連携、外部システム連携などを自動化し、RPAによる業務自動化を拡張します。

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Zapier API

Zapierのワークフロー自動化機能を自動化し、複数のWebアプリケーション間のデータ連携やタスク自動化を可能にします。
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Asana API

Asanaのタスク管理、プロジェクト管理機能を自動化し、タスク作成、割り当て、進捗管理などを他のシステムと連携させ、チームの生産性を向上させます。

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データ分析

データ分析関連のAPIは、膨大なデータの収集や分析を効率化し、ビジネスインサイトを導き出すために活用されます。

データ分析関連のAPIを活用することで、Webサイトのアクセス解析、売上データの追跡、ユーザー行動の可視化などを効率化することが可能です。また、収集したデータをもとに、自動的にレポート生成を行えるため、データドリブンな意思決定に重要な役割を果たします。

Excel API

Excelのデータ操作、グラフ作成、計算機能などを自動化し、データ分析やレポート作成を効率化します。

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Google Analytics Data API

Google Analyticsのデータをプログラムで取得し、独自のダッシュボード作成やデータ分析を可能にします。

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TerraMap API

TerraMapの地図データ、統計データ、人口データなどを取得し、地理空間分析やマーケティング分析を可能にします。

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Alpha Vantage API

株式、為替、仮想通貨などの金融データを取得し、金融分析や投資戦略の策定を可能にします。

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BIツール

BIツール関連のAPIは、さまざまなデータソースと接続し、データの可視化や分析を容易にするために利用されます。

BIツール関連のAPIを活用することで、複数のデータベースやクラウドサービスからデータを取得し、ダッシュボードやレポートにリアルタイムで反映させることが可能です。これにより、経営層や各部門の担当者が最新のビジネスデータを参照できるようになり、意思決定の質向上に寄与します。

Power BI API

Power BIのデータセット、レポート、ダッシュボードなどをプログラムで操作し、データの取得、更新、埋め込みなどを自動化します。 

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Tableau API

Tableauのワークブック、データソース、サーバー管理などをプログラムで操作し、データの抽出、変換、ロード、可視化などを自動化します。

Tableau APIの概要はこちら

Looker API

Lookerのクエリ、ダッシュボード、ユーザー情報、スケジュール設定などをプログラムから操作でき、データ取得やレポート配信、UIカスタマイズの自動化を行えます。外部アプリへの埋め込みやLookMLプロジェクトの管理も可能です。

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Looker Studio API

Looker Studioのレポート、データソース、コネクタなどをプログラムで操作し、データの取得、更新、共有などを自動化します。

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Qlik Sense API

Qlik Senseのアプリ、データモデル、可視化オブジェクトなどをプログラムで操作し、データの抽出、変換、ロード、分析などを自動化します。

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データベース・プラットフォーム

データベース・プラットフォーム関連のAPIは、データベースをその他のシステムやアプリとシームレスに連携させるために利用されます。

APIを活用することで、データソースからデータを収集したり、BIツールでデータを可視化したりするプロセスを自動化できます。APIによってデータベースとその他システムを連携させることは、データの利活用を促進するうえで非常に重要な取り組みです。

BigQuery API

BigQueryのデータ操作、クエリ実行、データセット管理などを自動化し、クラウドデータウェアハウスの機能をプログラムで制御します。 

BigQuery APIの概要はこちら

Amazon Redshift API

Redshiftのクラスタ管理、データロード、クエリ実行などを自動化し、クラウドデータウェアハウスの機能をプログラムで制御します。

Redshift APIの概要はこちら

Azure Synapse Analytics API

Azure Synapse Analyticsのデータ統合、データウェアハウス、データ分析機能を自動化し、クラウドデータ分析プラットフォームの機能をプログラムで制御します。

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Azure SQL Database API

Azure SQL Databaseのデータベース管理、データ操作、セキュリティ管理などを自動化し、クラウドデータベースの機能をプログラムで制御します。

Azure SQL Database APIの概要はこちら

Snowflake API

Snowflakeのデータロード、クエリ実行、仮想ウェアハウス管理などを自動化し、クラウドデータプラットフォームの機能をプログラムで制御します。

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機械学習・AI

機械学習・AI関連のAPIは、自社のシステムやアプリに機械学習やAI技術を導入するために重宝されます。

機械学習・AI関連のAPIを活用することで、自然言語処理(NLP)、画像認識、音声解析などの機能を、自社で1から開発することなく、簡単に導入できます。これにより、予測分析やパターン認識を用いた高度なデータ分析も可能になり、マーケティングや営業活動の最適化・効率化が期待できるでしょう。

ChatGPT API

OpenAIが提供する自然言語処理モデルを利用でき、テキスト生成、質問応答、要約、翻訳などの自動化に活用できます。

ChatGPT APIの概要はこちら

Google Cloud ML API(Vertex API)

カスタムモデルの構築、トレーニング、デプロイ、予測などを自動化することが可能です。

Google Cloud ML API(Vertex API)の概要はこちら

MiiTel API

通話内容のテキスト化、感情分析、キーワード抽出などを自動化します。

MiiTel APIの概要はこちら

DeepSeek-V3 API

DeepSeek AIが提供する大規模言語モデルを利用でき、高度な自然言語処理、コード生成、多言語翻訳などを自動化できます。

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バックオフィス

バックオフィス関連のAPIは、経理・人事・労務・総務などの基幹業務のプロセスを自動化・効率化するために活用されます。

バックオフィス関連のAPIを利用することで、売上データや請求書情報、勤怠データなどを一元的に管理できるようになります。これにより、組織全体の生産性向上が可能です。また、手動の入力作業が削減されるため、二重重複などのヒューマンエラーを防止できます。

Freee API

取引データの自動取得、請求書発行、給与計算などを自動化し、中小企業のバックオフィス業務を大幅に効率化します。

Freee APIの概要はこちら

Money Forward API

銀行口座やクレジットカードとの連携、経費精算、年末調整などを自動化し、企業の財務管理を支援します。

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Bill One API

請求書の自動データ化、承認ワークフロー、支払処理などを自動化し、請求書処理にかかる時間とコストを削減します。

Bill One APIの概要はこちら

SmartHR API

従業員情報の自動登録、雇用契約手続き、給与計算などを自動化し、人事労務担当者の業務負担を軽減します。

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カオナビ API

人材情報の可視化、組織分析、人材配置シミュレーションなどを自動化し、戦略的な人材管理を支援します。

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情報共有プラットフォーム

情報共有プラットフォーム関連のAPIは、知識や情報を組織内外でスムーズに共有するために活用されます。

情報共有プラットフォーム関連のAPIを利用することで、記事投稿の自動化やコンテンツの一括管理ができるため、情報の発信・共有のプロセスを効率化できます。

GitHub API

GitHub上のリポジトリ、Issue、Pull Requestなどの操作を自動化し、ソフトウェア開発のワークフローを効率化します。具体的には、コードレビューの自動化、Issueの自動作成、デプロイの自動化などが可能です。

GitHub APIの概要はこちら

Qiita API

Qiita上の記事投稿、コメント投稿、タグ付けなどを自動化し、技術情報の共有と発信を効率化します。たとえば、技術ブログの自動投稿、記事の自動バックアップ、特定のタグが付いた記事の自動収集などを実現できます。

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SNS

SNS関連のAPIは、顧客インサイトの分析やコンテンツの効果測定に活用されます。

SNS関連のAPIを活用することで、フォロワーの属性情報や投稿に対するいいね数・シェア数・コメント数などを取得できます。これをもとに、顧客インサイトや次の行動を分析し、マーケティング施策などに活かすことが可能です。また、口コミなどの生の声を収集できる点もメリットです。

Facebook API

Facebook APIは、Facebookプラットフォーム上のデータへのアクセスと操作を行えます。広告キャンペーンのパフォーマンス分析、競合分析、顧客の意見分析、Facebookページの投稿自動化などが可能です。

Facebook APIの概要はこちら

X(旧Twitter) API

X APIは、プラットフォーム上のリアルタイムな情報収集と分析を可能にします。たとえば、特定のキーワードに関するツイートの収集、トレンド分析、感情分析、ツイートの自動投稿などを実現できます。

X(旧Twitter) APIの概要はこちら

Instagram Graph API

Instagram Graph APIは、Instagramプラットフォーム上のビジネスアカウントの分析と管理が可能です。たとえば、フォロワーの属性分析、投稿のエンゲージメント分析、競合アカウントの分析、投稿の自動化などを行えます。

Instagram Graph APIの概要はこちら

Youtube Data API

Youtube Data APIは、Youtubeプラットフォーム上の動画、チャンネル、コメントなどのデータへのアクセスを可能にします。チャンネル登録者数の推移分析やコメントの感情分析に活用できます。

Youtube Data APIの概要はこちら

Linkedln API

LinkedIn APIは、LinkedInプラットフォーム上のプロフェッショナルな情報へのアクセスを可能にします。具体的には、ターゲット層の属性分析、競合企業の分析、採用候補者のスクリーニング、投稿の自動化などを実現できます。

Linkedln APIの概要はこちら

ツイキャス API

ツイキャス APIは、ツイキャスプラットフォーム上のライブ配信データへのアクセスを可能にします。具体的には、視聴者数の推移分析、コメントのリアルタイム分析、特定のキーワードに関するライブ配信の通知、ライブ配信の自動投稿などを実現できます。

ツイキャス APIの概要はこちら

Pinterest API

Pinterest APIは、Pinterestプラットフォーム上のビジュアルデータへのアクセスを可能にします。具体的には、ピンのクリック率分析、トレンド分析、競合アカウントの分析、ピンの自動投稿などを実現できます。

Pinterest APIの概要はこちら

EC

ECサイトのAPIは、オンラインショップの運営の効率化や自社サービスの売上向上に活用されます。

ECサイトのAPIを活用することで、たとえば、商品情報の更新や在庫管理、注文データの取得などを自動化することが可能です。これにより、複数のECサイトに自社商品を掲載している場合でも、容易にデータを管理できるようになります。また、レビューや売上データを取得、可視化することで、販売戦略や顧客満足度向上に活かせます。

Yahoo!ショッピング Web API

Yahoo!ショッピングの情報を取得・更新することで、商品検索や注文処理を自動化します。自社システム連携によって情報一元管理、出荷処理効率化、売上分析を実現できます。外部連携によってポイント付与など顧客体験も向上させることができます。

Yahoo!ショッピング Web APIの概要はこちら

Amazon API(Selling Partner API)

Amazonの出品・注文・在庫管理を自動化することで、出品作業や在庫管理を効率化します。注文情報を自動取得することで、出荷処理や顧客管理も効率化します。売上・顧客データを分析することで、戦略に活用できます。

Amazon API(Selling Partner API)の概要はこちら

Rakuten API

楽天市場の情報を取得・更新することで、商品検索や注文処理を自動化します。自社システム連携によって情報一元管理、出荷処理効率化、売上分析を実現できます。

Rakuten APIの概要はこちら

決済サービス

決済サービスが提供するAPIを活用することで、自社が運営するECサイトにおいて、クレジットカードや電子マネーなどのオンライン決済を簡単に導入できます。決済サービスがカード情報などを記憶しているため、ユーザーは再入力する必要がありません。

また、サービスによっては機械学習によって、不正利用を防止する機能を搭載しているものもあります。決済サービスとのAPI連携により、顧客体験の安全性を確保できるのです。

PayPay API

PayPay APIを活用することで、自社サイトにPayPay決済を導入できます。これによりユーザーは、アプリで簡単に決済できます。

PayPay APIの概要はこちら

楽天ペイ API

楽天ペイAPIは、楽天IDによるオンライン決済を導入し、楽天ポイントも利用可能です。楽天会員の利便性を高め、購入率向上に繋げます。楽天ポイントを活用したキャンペーンも実施できます。

楽天ペイ APIの概要はこちら

d払い API

d払いAPIは、d払いによるオンライン決済を導入し、dポイントも利用可能です。ドコモユーザーの利便性を高め、購入率向上に繋げます。dポイントを活用したキャンペーンも実施できます。

d払い APIの概要はこちら

LINE Pay API

LINE Pay APIは、LINE Payによるオンライン決済を導入し、LINEポイントも利用可能です。LINEユーザーの利便性を高め、購入率向上に繋げます。LINEポイントを活用したキャンペーンも実施できます。

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PayPal API

PayPal APIは、世界中のユーザーが利用できるPayPalオンライン決済を導入します。定期課金や返金処理も自動化でき、海外顧客の利便性を高め、継続的な収益を確保できます。

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Stripe API

Stripe APIは、多様なオンライン決済を導入し、不正検知や顧客管理機能も利用可能です。多様な決済手段を提供し、顧客の利便性を高め、安全な決済環境を提供します。

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その他

そのほかにも、さまざまなサービスがAPIを提供しています。

Gmail API

Gmail APIは、Gmailアカウントのメール送受信、ラベル管理、フィルタ設定などを自動化します。たとえば、メールの自動振り分け、自動返信、メール内容の分析などを実現できます。顧客対応の自動化や、メールマーケティングの効率化に活用できます。

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Amazon Simple Email Service API

Amazon SES APIは、大量のメール送信を自動化し、メールマーケティングやトランザクションメールの送信を効率化します。メールの自動送信、バウンス処理、メール配信状況の分析などを実現できます。

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Google Maps JavaScript API

Google Maps JavaScript APIは、WebサイトやアプリケーションにGoogleマップを埋め込み、地図表示、ルート検索、位置情報サービスなどを提供します。具体的には、店舗検索、ルート案内、地理情報分析などに活用できます。

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TikTok API

TikTok APIは、TikTokの動画、ユーザー情報、広告データなどを取得し、TikTokマーケティングの分析や自動化を可能にします。これを用いて、ハッシュタグ分析、トレンド分析、広告パフォーマンス分析などを実施できます。

TikTok APIの概要はこちら

Indeed API

Indeed APIは、Indeedの求人情報、企業情報などを取得し、求人検索や採用活動の効率化を可能にします。これを基に、求人情報の自動収集、求職者のスクリーニング、競合企業の分析などを実現できます。

Indeed APIの概要はこちら

ETLツールを活用したデータ連携

API連携は、おもに「異なるシステム間のデータ連携」「機能拡張」の2つの目的で活用されます。一方、API連携には、以下のような課題も存在します。

  • データを整形する機能がない
    一般的にAPI連携では、取得したデータをそのまま受け取ります。そのため、データの変換・加工を行いたいときは、別途データ整形のプロセスを経る必要があります。
  • 大規模なデータ処理に向いていない
    API連携では、都度リクエストを送信してデータを取得します。そのため、大規模なデータだとリクエスト数が膨大になり、パフォーマンスが低下するケースがあります。
  • プログラミングスキルを要する

API連携の過程で、HTTPリクエストの構築や認証の実装、レスポンスの解析(JSON、XMLなどの処理)が必要になります。また、エラー処理やリトライの際にもプログラミングスキルが求められます。

そこで、データ連携には「ETLツール」が有用です。ETLツールは、異なるシステムやフォーマットのデータを統合し、そのデータを分析や意思決定に適した形に整える役割を果たします。

データの変換・加工のための機能が提供されているため、容易に目的に応じたデータ整形を実施できます。また、データウェアハウス(DWH)などの分析に特化したデータベースと接続することで、ビッグデータにも対応可能です。さらに、さまざまなデータソースとの連携機能を標準で備えており、ノーコード/ローコードでデータ連携を実現できるサービスも多く存在します。

ETLプロセスを経ることで、API連携だけでは難しかった大規模データの処理や複雑なデータ変換も容易に実現できるのです。

ETLツールならTROCCOがおすすめ

ETLツールの中にもさまざまなサービスがあり、それぞれが異なる特徴を持ちます。ここでは、クラウドETLツールである「TROCCO」の特徴を3つご紹介します。

ノーコード/ローコードでデータ連携できる

TROCCOでは、ノーコード/ローコードでデータ連携を実現できます。画面上の操作のみで完結するため、プログラミング言語やデータ設計の領域に明るくない方でも簡単にロジックを実装できます。

一方、必要に応じて、柔軟にカスタマイズを行うことも可能です。

ETLツールによっては、複雑な構築や直接SQLなどの言語を記述できないケースも多々あります。しかしTROCCOでは、エンジニア向けにSQLなどによる記述にも対応しており、データ抽出や変換・加工に詳細な条件を設けることも可能です。

100種類以上のデータ接続先を保有している

TROCCOでは、100種類以上の接続先を用意しています。この豊富なコネクタにより、部門ごとに分散しているさまざまなデータを統合でき、社内のデータ利活用の幅を大きく広げることが可能です。

たとえば、BigQueryやAmazon Redshift、Azure Synapse Analyticsなどの主要なクラウドデータベースにくわえ、SalesforceやMarketoなどのSaaSまで、幅広い接続先に対応しています。そのため、マルチクラウドな環境に散在するデータも、複数のツールを併用する必要なく、TROCCOひとつで簡単に収集・統合できるのです。

日本発のサービスである

TROCCOは、弊社primeNumberが提供する、日本発のETLツールです。

海外ツールでは、言語の壁やサポート対応の遅さがしばしば課題となります。しかし、TROCCOは日本語でのサポート体制を整えており、平日の日中帯であれば、Slackやメールでご対応が可能です。

また、導入後のオンボーディングMTGやTROCCO®の仕様問合せ対応、エラー要因分析も実施しております。これらの伴走型サポートの費用は、TROCCO®の基本プラン内に含まれているため、追加料金なしでご利用いただくことが可能です。

まとめ

本記事では、ビジネスシーンでよく使われるAPIを一覧としてご紹介しました。

各プロバイダーが提供しているAPIを活用し、システム間のデータ連携や機能拡張を実現しましょう。

また本記事内でもご紹介したとおり、システム間のデータ連携には、ETLツールの活用も効果的です。ETLツールを利用すれば、データの整形プロセスも同時に行えたり、大規模なデータも扱えたりするため、データ活用の幅が広がります。また、非エンジニアの方でも簡単に扱えるため、組織のデータ利活用がさらに促進されるでしょう。

弊社primeNumberでは、分析基盤の総合支援サービス「TROCCO」を提供しています。非エンジニアの方にも使いやすいETL機能だけでなく、エンジニアチームによるデータマネジメントもトータルでご支援可能です。別途ツールを導入することなく、大規模なデータ基盤でも高いレベルのデータマネジメントを実現できます。

データの連携・整備・運用を効率的に進めていきたいとお考えの方や、プロダクトにご興味のある方は、ぜひ以下の資料をご覧ください。。